口内炎について｜お口の病気｜歯とお口のメディア│

みなさんも一度はなった事のある口内炎。
口内炎とは口の中に出来る炎症の事です。
頬、歯肉、舌、のどの奥、出来る箇所はさまざまです。

口内炎はアフタ性口内炎、ウイルス性口内炎、カタル性口内炎、
アレルギー性口内炎などに分けられます。
一般的に多くみられるのが、アフタ性口内炎です。

代表的な口内炎「アフタ性口内炎」以外にも、口内炎はあります。
口内炎の種類によって対処法も違ってきますので、正しい対処ができるように
違いについて知っていただきたいです。

アフタ性口内炎
原因の一つは免疫力の低下と言われています。
ストレスや寝不足、疲れから免疫力がダウンすると、できやすいと言われています。
特に外部からの刺激が無くても、出来る場合もあります。

ウイルス性口内炎
様々なウイルスが原因で起こります。
代表的なものに、単純ヘルペスウイルス、コクサッキーウイルスA群などがあります。
ヘルペスウイルスは一度でも感染すると体内から根絶する方法はなく、
ウイルスは「三叉神経節」という場所に留まり続けることになります。
体調が悪い時などは、再発しやすいので注意が必要です。

カタル性口内炎
疲れや免疫力の低下、風邪など、健康状態が心配な場合に発症しやすくなりますが、
直接の原因となるのが、物理的な刺激や傷です。
入歯や矯正器具などが粘膜と接触し、刺激を受けた部位に傷が出来て
繁殖することが、主な発症原因と考えられています。
物理的な原因を取り除くことで、治りやすくなります。

アレルギー性口内炎
銀歯や義歯に使用されている金属、果物や野菜（トマト、キウイ、マンゴー、グレープフルーツなど）、
薬などによるものが考えられます。
金属が原因の場合は、歯科医院で銀歯や義歯をアレルギーが起こらない素材（メタルフリー）に替える、
食事や薬の場合はそれらを摂取しないようにすることでアレルギー性口内炎の発症を防ぐことが出来ます。

口内炎といっても、いろいろな種類、原因があります。
症状に合った対処法で、しっかり治していきたいですね。

ビタミン不足も原因の一つにあげられます。
口内炎にはビタミンＢ群、特にビタミンＢ2、ビタミンＢ6が効果的です。
ビタミンＢ2は、うなぎ、レバーなど。
ビタミンＢ6はバナナ、まぐろなどに多く含まれます。

疲れやストレスをためない事、ビタミンを上手に摂取して頂くことで口内炎の予防につなげて下さい。
しかし、繰り返し、頻繁にできる、2週間以上治らない、
痛くて食事が出来ない場合は、歯科医院などを受診して下さい。